【校長挨拶】
福岡県立戸畑高等学校
校 長 今任 弘之
戸畑高校ホームページにようこそおいでくださいました。
本日、第79回生として新入生240名を迎え入れ、令和6年度をスタートした本校は、昭和11年に福岡県戸畑中学校として開校し、本年度創立88年目を迎えました。校訓「自主・調和」の下、「文武両道・質実剛健」を堅持する教育活動で、その歴史と伝統を継承しています。
昨年度は、5月に新型コロナウィルス感染症が感染症法上の5類となってさまざまな制限がなくなり、世の中が一気に動の時代に入った感じがしました。政治も経済も新しい局面を迎えている現在、本校では、生徒も教職員も保護者も知恵を出し合い、地域とも一緒になって力を合わせることで、一歩前に、一段高くへ進む挑戦を行っています。何より予測困難な時代においては、立ち現れた機会を恐れずに活用し、学び、次のステップに繋げていくことが必要です。それはウェルビーイングの向上でもあり、自分自身の生き方・在り方を周囲との関係の中で捉え直し、目指す姿や方向性について問い直し、対話によって共によりよいものを構築していくということです。
そこで、本校ではスクールミッションを「『一生懸命がかっこいい』と努力する生徒一人一人が輝ける学校」としました。本校の魅力は、財産は、なんといっても生徒そのものです。それぞれの生徒が、勉強に部活動に学校行事に一生懸命に取り組む姿、どのようなときも前向きで素直な人柄を、随所で見せてくれます。本校の生徒、戸高生が、本校での3年間で各自の持ち味を発揮していけば、卒業までに目指す4つの資質・能力(グラデュエーションポリシー)、「困難を乗り越えて物事を成し遂げる力」「課題を適切に理解し、解決できる思考力・判断力・表現力」「規範意識、公共の精神、自己肯定感」「VUCAの時代に生きる希望進路を実現できる力」を、獲得できると信じています。
これらの達成のために、本校における教育活動のすべてが存在します。可能性を信じて未開の地に足を踏み入れる戸高魂を抱きつつ、校歌に謳う「世界の朝を照らさなん」の具現化を目指す一生懸命な戸高生を、これまで以上に応援いただきますようお願い申し上げます。
令和6年4月9日