令和7年7月29日(火)
本年度から目的を明確にするため、校章の起源と校歌から戸高魂を込めて「未来へはばたく関東研修 ~峯の高きをおそるまじ~」と改称しました。結団式では、御支援いただいている本校天籟同窓会と大西奨学会の会長が激励くださり、参加生徒の顔が引き締まりました。先輩方の期待に応えられるよう、仲間と共に多くのことを学んできます。

令和7年8月4日(月)~8月6日(水)
1日目
東京の地下鉄や電車の複雑な路線を乗り継いで、東京大学工学部航空宇宙工学専攻の研究室を訪問しました。大学発ロケット開発の第一人者である中須賀真一教授の講義を受け、大学生が作成した超小型衛星を拝見しました。答えのない宇宙開発のマネジメントに携わり、失敗を経験することによって課題解決の方策を考え続けることが、大学後の仕事や研究の強烈なモチベーションになっていくという、宇宙開発プロセスの教育的意義を熱く語られました。
全国から高校生が見学に訪れていた東京大学の学食で昼食をとり、売店でグッズを買い求めたことも貴重な経験です。
次に訪れた早稲田大学では、本校卒業の現役大学生に案内してもらいました。先輩の大学受験秘話を伺い、受験勉強への意欲が高まりました。
その後、北九州市東京事務所を訪問し、北九州市の広報活動等をされていることを知り、心強く感じました。
夕方には、天籟同窓会関東支部の皆様との懇親会があり、様々な企業等で活躍されている先輩方の話を伺いました。そのなかで「やりきった経験は信頼につながる」という言葉があり、戸畑高校での学びが今につながっているのだという確固たるメッセージを受け、大いに刺激を受けていました。






2日目
つくばエクスプレスでつくば市に向かい、超高齢社会が直面する様々な社会課題の解決に向けて誕生した大学発ベンチャーの先駆的存在であるCYBERDYNE株式会社の 展示・体験STUDIOに行きました。介護やリハビリを行うロボットの開発に関する展示を見ながら説明を聞き、装着型サイボーグを実際に装着し、体験しました。頭の中で動かしたいと思った方向に、サイボーグを装着した手が動く原理を体験し、あるべき姿の未来を創るための最先端技術に触れることができました。
次に、マイクロバスでの車窓を楽しみながら筑波大学に向かいました。緑豊かな広大なキャンパスで、学食のおいしいランチを堪能し、蔵書数275万冊という日本有数の規模を持つ図書館を見学し、大学生気分を味わいました。大学院生スタッフの学習相談や、市民ボランティアによる障害者や留学生支援が整えられ、個人で学習できるブースに加えて研究個室という部屋が40室備えられているなど、その充実した学習環境に圧倒されました。
この日最後に訪問したのは、日本唯一の国立の総合的な基礎科学研究所である理化学研究所です。生命科学の研究に不可欠な生物遺伝資源に関する研究を牽引されている三輪佳宏先生の興味深い講演を伺い、研究室を見学し、実際に使われている顕微鏡で光るコラーゲンの観察等を体験できました。食料や環境問題、病気の解明や薬の開発等、社会の様々な課題の解決のために、情熱を持って挑む人たちと直接対話することができ、自分の将来や日本の未来について考える契機となりました。





3日目
最終日は(株)ゼンリンマーケティングソリューションズで、本校卒業の先輩方から学生時代の体験談や社会人としての仕事への向き合い方等について、お話を伺いました。「1度や2度の失敗で終わりではない、新しいフィールドでやり直せばいい、道やゴールはいくつもある」と励ましていただきました。
我が国の最先端技術の開発等を牽引する企業・研究所、難関大学を訪問し、社会の様々な課題の解決に挑む人たちと直接対話したことにより、参加した生徒たちは自分たちも何かに挑戦したいという気持ちが高まっていました。また、様々な方々から支えられて生きていることに感謝し、将来は自分たちが社会で活躍する立場となり、後輩たちに夢を与えられるようになりたいと決意を新たにしました。お世話になった皆様、本当にありがとうございました。





